「隠れ冷え性」とは?
2019.11.22
冷え性は万病のもと足腰が冷えると、内部性器が充血して
月経異常、子宮内膜症、子宮付属器炎、おりもの、などの原因となり
卵巣機能不全、子宮発育不全や不妊症にもなります。
そのほか冷え症があると、各種の神経痛、関節リウマチ、腎炎、腎盂炎、
ネフローゼ、膀胱炎、腹痛、腰痛などの原因になったりします。
免疫力まで低下させますので、ありとあらゆる病気に関与するのです。
身体の芯から冷える人、身体の外(体表面)が冷える人もいます。
または上熱下冷(足は氷のように冷たく、顔や上半身はとても熱く)で汗をかく。
といった状態もあります。
カゼをひいて背中が寒かったり、いくら風呂に入ってあたたまってもすぐに冷える人。
また、へんな場所だけが冷えてしかたがない、といった人もいます。
漢方の薬物学である「本草綱目」では、食品を含めて、
すべての天然物を「寒・涼・平・温・熱」といったように温める薬と冷やす薬とに分けています。
「隠れ冷え性」とは?
女性だけの問題ではない。「人類の80%は冷え性」と言う説も
「冷え性」と聞いて自分は違うと言う方もおられるでしょう。
「冷え」とは、単に「寒い」だけではありません。
「寒さ」によって体のバランスが崩れ、「体内に熱が偏在する状態」のこともあるのです。
「足がいつもポッポして、冬でも布団を蹴飛ばしている」
「顔が火照って苦しいほどだ」・・・実は、それも「冷え性」なのです。
たとえば、不快なほど体表が火照っている時、
実は身体の芯は冷えている、ということもあります。
自覚せずに体調を悪くしている「隠れ冷え性」も多いと言われ、
「人類の8割は冷え性」という医学者もいるほどです。