冷える箇所に合う漢方とは?
2019.11.08
身体全体の冷え
厚着をしないといられないくらいの身体全体の冷え。
これは代謝が緩慢で、エネルギーを燃焼する力が低下しています。
食事量の少ない人、代謝がゆっくりした甲状腺機能低下(橋本病)のような人、
血液の流れの悪い人など。
単純に身体をあたためる漢方処方ではなく、
基礎代謝を高めるような漢方処方を選びましょう。
そして意識的に身体を動し、温める食べものを選んで下さい。
以下のような身体を冷やす食べものはへらしましょう。
〇冷たく甘い飲み物・・・コーラ、ジュース
〇南方産の食べ物・・・・バナナ、ミカン、メロン、トマト、キュウリ、スイカ
〇生野菜
〇その他、白砂糖、化学調味料、化学薬品などの白いもの
パン、バター、マヨネーズ、クリームなどの柔らかいもの
手足末端の冷え性
自律神経の異常によって起こるケースが多い。
単純に身体をあたためる漢方処方ではなく、
自律神経のバランスを整えるような漢方処方を選びましょう。
胃腸の弱い人、胃潰瘍、十二指腸潰瘍になりやすい人などは手足が冷たいものです。
また血流量の少ない人や、漢方で言う「瘀血」のある人でも手足の末端が冷えます。
腰や下肢の冷たい人
骨盤内臓器の異常やうっ血、または「瘀血」や「水毒」によるものが多い。
ですから女性に多くみられます。
血行が悪い状態で、腰が冷える。下腹部が冷える。脚が冷えるといいます。
脚といっても、ヒザ頭が冷たい人、脹脛(ふくらはぎ)
または足首の冷たい人といろんなタイプがいます。
「瘀血」や「水毒」そして下半身をあたためる漢方処方を選びましょう。
病気の場所が冷える
アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、喘息などのアレルギーの人や
生理不順、子宮筋腫、子宮内膜症、不妊症などの婦人病、
皮膚病、胃腸病、頭痛、肩こり、腰痛、神経痛などの人は、
中からも外からも身体を冷やしていることが原因であったり、
または冷やすことによって症状を悪くしていることが多いのです。