TOP / 新着情報一覧 / 冷え性は万病のもと

冷え性は万病のもと

2019.10.25

内因と外因

大別すると内因と外因との2つに分けられます。

内因としては、貧血、うっ血、水分の偏在、自律神経の失調、

ホルモン分泌の異常、新陳代謝機能の低下などがあります。

女性に冷え性の人が多いのは、女性ホルモンを分泌する器官が骨盤内に集中しているからです。

月経や出産などで、骨盤内にうっ血しやすくなります。

自律神経の中枢は、ホルモンと密接な関係にあります。

ですからホルモン分泌の変動が激しい思春期、出産前後、

更年期の女性はとくに冷え性になりやすいのです。

外因としては、薄着、湿気、冷房、そして自然と相反する生活で

夜ふかし、すいみん不足、食事のかたより、身体を冷やす生野菜や果物、

甘いもののとり過ぎまたは医薬品ののみ過ぎなどがあります。

冷え性は万病のもと

足腰が冷えると、内部性器が充血して月経異常、子宮内膜症、子宮付属器炎、おりもの、

などの原因となり卵巣機能不全、子宮発育不全や不妊症にもなります。

そのほか冷え症があると、各種の神経痛、関節リウマチ、腎炎、腎盂炎、

ネフローゼ、膀胱炎、腹痛、腰痛などの原因になったりします。

免疫力まで低下させますので、ありとあらゆる病気に関与するのです。

体温が下がると、こんな症状

36.5℃・・・・健康体、免疫力旺盛

36.0℃・・・・ふるえることによって熱生産を増加させようとする

35.5℃・・・・恒常的に続くと

・排泄機能低下

・自律神経失調症状が出現

・アレルギー症状が出現

35.0℃・・・・がん細胞が最も増殖する温度

34.0℃・・・・水におぼれた人を救出後、生命の回復ができるギリギリの体温

33.0℃・・・・冬山で遭難し、凍死する前に幻覚が出てくる体温

30.0℃・・・・意識消失

29.0℃・・・・瞳孔拡大

27.0℃・・・・死体の体温(「体を温める」と病気は必ず治る石原結實著より)

冷え性改善の対策は漢方で

漢方医学は「寒熱」をとても重要視しています。

ひとくちに「冷え性」と言っても、「どこがどのように冷えるか」ということを詳細に分別して、

漢方医学的な病態生理をもって把握しそれぞれの病態に適合する生薬、

または漢方処方によって対応しています。