『糖質制限』ダイエットってなに!?
2019.06.28
糖質の摂取を控える糖質制限ダイエット。
女性だけでなく男性もよく耳にするダイエット方法の一つではないでしょうか?
糖質制限ダイエットの基礎知識についてしっかりと解説します。
そもそも糖質とは
糖質とはなにかご存知ですか?
糖質は炭水化物、タンパク質、脂質、の三大栄養素にあたる炭水化物の一部です。
炭水化物とは、人が消化吸収できる「糖質」と消化できない「食物繊維」の二つから成り立ちます。
今回注目する糖質の主な役割は、重要なエネルギー源の一つになることはもちろん、
脳や神経の活動を左右するエネルギー源になることです。
「糖質が太る原因だ」といわれる理由は糖質そのものにあるのではなく、摂り過ぎが原因なのです。
まず炭水化物の一日の摂取量を大まかに知っておきましょう。
炭水化物の推奨摂取量は明確には定まっておらず、
日本人の食事摂取基準では総摂取カロリーの50~65%が炭水化物であることとされています。
糖質制限で効果を感じるための仕組み
糖質制限ダイエットによる効果を感じるための仕組みとしては大きく二つのことが考えられています。
一つ目は、体内にある中性脂肪がエネルギー源として利用されることです。
体のなかで糖が足りなくなると、体内に蓄積されていた中性脂肪が分解されるので、
結果的に脂肪の減少につながります。
二つ目は、糖質を制限すると血糖値の上昇が抑えられ、
血糖値の上昇に比例して分泌されるホルモン「インスリン」の分泌も抑制されるためです。
インスリンは血糖値を下げるために血液中の糖を脂肪細胞に取り込むよう命令を出すホルモンです。
つまり、インスリンの分泌量が少なければそれだけ糖が脂肪細胞に取り込まれなくなり、
結果として太りにくくなるというわけです。
糖質制限ダイエットのメリットとデメリット
糖質制限ダイエットのメリットに、糖質さえ制限すれば面倒なカロリー計算をしなくても済むので
実行しやすいことがあげられます。
お酒も、焼酎やウィスキー、ブランデーなどの蒸留酒や辛口ワインなら少しは飲んでも大丈夫、
低糖質のアルコール類ならさらに問題は少ないといわれています。
お肉やお魚、卵や大豆製品などのタンパク質をあまり我慢しなくてもいいのも嬉しいポイントです。
デメリットとしては、脳にとってなくてはならない栄養素である糖質を極端にカットすることで、
無気力や倦怠感、眠気などの症状が一時的に現れる場合があります。