「冷え」をとるだけで多くの病が改善!
2018.11.23
冷えは病気の原因?
「風邪をひきやすい」「膠原病」「過喚起症候群」「リウマチ」「糖尿病」・・・
冷えについて書かれた書籍や雑誌では、
これらの病気が「冷え取り」によって改善されたという報告が載っています。
「身体を温める」ということで、どれだけの病が良くなるのかに驚かされます。
裏返せば、「冷え」はこれらの病気の原因や誘因になっていると考えられ、
多くの病は身体の「冷害」であるといえましょう。
「冷えを取る」ことで、思いもかけない効果をあなたも実感するかもしれません。
冷え性の原因
大別すると内因と外因との2つに分けられます。
内因としては、貧血、うっ血、水分の偏在、自律神経の失調、
ホルモン分泌の異常、新陳代謝機能の低下などがあります。
女性に冷え性の人が多いのは、女性ホルモンを分泌する器官が
骨盤内に集中しているからです。
月経や出産などで、骨盤内にうっ血しやすくなります。
自律神経の中枢は、ホルモンと密接な関係にあります。
ですからホルモン分泌の変動が激しい思春期、出産前後、更年期の女性は
とくに冷え性になりやすいのです。
外因としては、薄着、湿気、冷房、そして自然と相反する生活で
夜ふかし、睡眠不足、食事のかたより、身体を冷やす生野菜や果物、
甘いもののとり過ぎまたは医薬品ののみ過ぎなどがあります。
ただの「寒がり」とは違う、「冷え」のメカニズム
冷え性・・・そのとき、体内ではどんなことが生じているのでしょう。
「寒さ」に対して生体機能を維持しようとする身体は、
温かい血液を身体の中心部へ集めます。
これによって手足が冷たくなりますが、(血行不良を伴う血液=熱の偏在)
その状態が慢性化すると自律神経が変調をきたし、
「血液を必要なところに送る」という本来の働きが行えず、
組織は血行不良状態になります。
「冷え性」=「血行障害」なのです。
さらに、「いつも手足が冷たい」という不快感が新たなストレスとなり、
それが自律神経の乱れ・血行不良をますます慢性化させる
という悪循環が生まれます。
ここで、「冷え」を増長させるのが「水」です。
「冷えによって水分の代謝が悪くなる」、
あるいは「体内に偏在する余剰水が冷えを増長する」、というように、
「冷え」と「水」はもちつもたれつ関係で症状を泥沼化します。
▶︎次回も冷えについて書きたいと思います。お楽しみに!